手術について
当院の手術について
当院では白内障の日帰り手術、網膜疾患に対する硝子体手術・硝子体注射、眼瞼下垂手術を行なっております。
白内障手術の方法は?
現在の手術の方法は超音波乳化吸引術といいます。横文字にするとわかりにくいですが、簡単に言えば超音波で水晶体を乳化(細かく砕くこと)し、吸引して取り出します。
昔は6〜8mm程度の創口が必要でしたが機械の進歩とともに徐々に傷口が小さくなってきています。
当院ではその際に2.2〜2.8mm程度の極小切開で行います。創口が小さいため縫合の必要もなく術後の抜糸なども不要で、術後感染症や乱視も軽減します。
白内障の状態により多少前後はしますが手術時間は5〜10分程度で、麻酔方法も痛い注射の麻酔ではなく点眼麻酔で行いますので痛みもほとんどありません。
そのためかつての手術の様な入院も不要で日帰りで手術が可能です。
白内障手術後について
当院では基本的に術後3日間通院をお話させていただいています。
それは術後、急性感染症の発症がその期間に多いためです。その後は問題なければ1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後と診察期間を延ばしていきます。
基本的には術翌日には通常の日常生活に戻っていただけます。
ただ、小さいですが傷口があるのでぶつけたり強くこすらない様にだけ注意していただく必要があります。
白内障手術までの流れ
手術内容についてご説明させて頂きご同意頂けた場合手術を行います。
1.手術日決定
日程が決まれば、内科的に手術が可能かどうかかかりつけの内科に確認をさせて頂き、その後眼科の術前検査を行います。かかりつけの内科がない場合には当院で血液検査を行います。
2.手術前検査
白内障の手術では眼内に人工のレンズを挿入しますのでレンズの度数を決定するための術前検査を手術日の1週間前までにさせて頂きます。
3.白内障手術へ
手術の3日前から術前の抗菌薬の点眼をお願いします。手術当日は目の周囲のお化粧などは避けて頂き来院してください。手術は点眼麻酔のみで10分程度で終わります。術後は院内で少し休憩して帰宅して頂きます。
詳しいご説明は術前検査の際にスタッフより日程表をお渡ししてご説明させて頂きます。ご不明なことがあればお気軽にお問い合わせ下さい。